2013年10月29日火曜日

『英語で読む旧約聖書』CD付き BenJamin Woodward<編> 中村直子<訳・解説> The Japan Times

英語や歴史、そして特に聖書に興味のある人にとっては面白くて読みやすい本です。

英文のレベルはこんな感じです。

God decided to test Abraham, and He said to Abraham, "Take Isaac, your only son, whom you love, take him up into the mountains and offer him as a burnt sacrifice to me."

ここは旧約聖書の創世記(Genesis)22章に出てくる、アブラハムとイサクの話。聖書にはいろんな登場人物が出てきてごちゃごちゃしているなって印象があったのですが、この本はやさしめの英語で簡潔にまとめてあるのが特徴。付属のCDも使って音で聞きながら読むのもいいです。

今日読んだところは、ある日、神様がアブラハムに「お前の一人息子を山へ連れて行って、
いけにえとしておれに差し出せ」と言ったという内容で、アブラハムは神様のいうとおり、息子のイサク(英語では”アイザック”という発音)を山へ連れて行き、祭壇に寝かせて剣で刺し殺そうとします。そこに天使が現れて殺さずなくて済んだという話です。

英語の聖書といえば、King James Versionの名で知られる「欽定訳」聖書なるものが有名ですが、本書はそれを元に聖書を読みやすいように再構成し、やさしい現代英語で書きなおしたものです。

聖書の話にはいろんなタイプの人間が登場して、とても常識では考えられないようなことを仕出かしたり、事件や奇跡が起こったりするので、けっこう飽きずに読ませてくれます。

この本にはチャプター毎に解説があり、それがまた理解を助けてくれるので、西洋文明について知っておきたい一般教養も身につきます。一石二鳥、いやCDもついていてリスニングの教材としても使えるので、一石三鳥です。

2013年10月25日金曜日

日記を書いてみよう --- 『日記の魔力』に触発されて

「日記の魔力」表三郎著
株式会社サンマーク社

日記を書くことが生活の質向上に大いにプラスになることを訴えた本。

日記を書くという習慣が人生を劇的に変えると筆者は
断言する。日記を人生のサポーターとして位置づけ、
利用することで自分がどのように変わっていったかを書いた本。

さっそく始めてみよう。

紙の日記から始まり、今はパソコンに入っているワープロソフトを利用して書いているとのこと。

一つおもしろいと思ったのは、日記には行動の記録を中心に下記、その時どう思ったなどの感想は書かないとのこと。だから書くのに迷うことはない。ただ、その日の行動を時間にそって書いていく。

そして後から読み返し、自分の生活の特徴や改善点をチェックする。極めて実用的な使い方をするための日記のススメである。

筆者は日記を書くことを通して浮かび上がってくる「問い」を大切にし、実際にそれを思い出して考えることを「楽しむ」という言い方をしている。

詳細は実際に読んでいただきたいと思いますが、とにかく「書くこと」に慣れるきっかけとして、日記をつけてみる。それもあまり難しく考えず、とにかく自分がどのような行動を取ったかということを中心に書く。そうすることで「書くこと」を習慣にすることを目標にしよう。

2013年10月23日水曜日

イケダハヤトさんの本の感想の続き、その(2)「文章のネタ切れへの対処法」



「平凡な日々だからこそ、多くの人に共通する価値が隠れているのです」
"誰にでも役に立つことは書ける" という小見出しの後に、
上の文章が出てきます。

そうやって今日一日を振り返ってみると・・・

・朝、お通じを良くするためにやっている簡単なこと
・肩がこった時やっている、場所を取らずにできる簡単なストレッチ
・PC上で作業する時、あると便利なフリーソフト
・辞書をもっと有効に使う、ちょっとした工夫
・キンドルの知らなかった使い方
 
 今日読んだ新聞やネットの広告、本の内容などを振り返れば、
まだネタの元は見つかりそうです。

文章を書き出す前には「仕込み」にちょっと時間をかけてやる必要があります。

でも、これが自分は面倒なのだと思います。

どうしても文章を書くには時間がかかります。

面倒なことは避けたい。

文章は無から生まれることはないわけで、「考え」たり「まとめ」たりするために、
「時間」という資源が使われています。




2013年10月22日火曜日

イケダハヤトさんの言うことはよくわかるのですが・・・

ケダハヤトさんの『武器としての書く技術』
の続きです。

ブログ開設2日目です。実際、こうしてブログを書き始めたのはいいのですが、今の状態は

「書くのがしんどい」「書くことが浮かばない、まとまらない」「書き方がわからない」「誰に向けて書けばいいんだろうか」などの疑問が浮かんできました。

これってブログを書き始めたほとんどの人が感じることではないでしょうか。

「書く」という行為はあまりにも自由すぎて、その自由をどうやって自分なりのやりやすい行為に落としこんでいくかは各人の状況で違います。

とりあえず、このブログでは
●何を読んだか
●そこには他の人に役立つような何かがあったか
●感想、読んで考えたこと
●想定する読者はとにかく読書の好きな人

ということでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。

2013年10月21日月曜日

今日はイケダハヤトさんの『武器としての書く技術』中経出版(キンドル版)を選んだので、印象に残ったところをお伝えします。

イケダハヤトさんの本を読むのは初めてですが、プロのブロガーとして特にネット上ではかなり
有名な方だということを今回知りました。

ブログ書いて○○万円儲けようぜ!とか、「おれはブログでこんなに儲かったんだよ~」という
自慢話はいっさい無く、とてもまっとうでまじめな内容の本だというのが第一印象です。


「書くこと」の効用であらためて気付かされたこと

1.「書く」というのは頭と手を動かせば原価0円で価値を生み出せる可能性あり。


2.「書く」ことで、「備忘録+意見・疑問点」として残せる。


3.「書くこと」はストレスマネジメントになる。


4.「書くこと」で自分自身を取戻せる

この他にも書くことのメリットがいろいろ書いてありましたが、この4点は特に今の自分には
納得できる内容でした。

キンドルで読みながら、「そうそう、その通り」と思うところはA4のノートに書き写してしまいました。
日々悶々として、目標をなくしてひがんだり、元気をなくしかけていた自分に何か行動しようという
きっかけを与えてくれる本です。

アイデアを提供して、行動することを助けてくれる本ということで、超おすすめの本です。